バイアグラは世界で一番最初に登場したということもあり、おそらく最も知名度の高いED治療薬ではないでしょうか。バイアグラ100mg錠が世界中で最も処方されており、バイアグラ100mg錠がED治療の標準薬といえます。
バイアグラは長い歴史を持ち、特許期間も2013年に満了を迎えているので、世界中で様々な種類のジェネリック医薬品(後発品)が流通しており、通販などでも人気の一品になっています。ジェネリック医薬品を一言で言えば、「効果の出方や効果時間、副作用は同等ながら先発医薬品(新薬)よりも低価格で利用できる薬剤」です。
2020年以降、バイアグラだけではなく、全てのED治療薬のジェネリック医薬品が販売(処方)されるようになり、当院では2020年12月ジェネリック医薬品の処方率が98.3%になりました。先発医薬品が開発費などコスト面でどうしても高額になりがちなのに対し、ジェネリック医薬品の処方は比較的気軽に購入することができますので、最近EDの症状が出てきたのでED治療薬を体験してみたいという方にもお勧めです。
ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品は後発医薬品(後発品)と呼ばれることもあり、安全性や有効性が実証されてきた先発医薬品との同一性が認められた薬剤の事を指します。医薬品は多くの方が普段耳にしているであろう商品名とは別に、有効成分を示す一般名を持っており、この一般名が海外では「generic name」と表されていることから、日本でもジェネリック医薬品という名称が用いられるようになりました。
ジェネリック医薬品を開発するには、先発医薬品の特許期間が終了している必要があります。先発医薬品の開発にかかるコストやリスクは膨大で、十数年以上の時間と数百億円もの費用が掛かることもあるため、利益保護の観点から、開発メーカーには一定期間先発医薬品の製造・販売を行う独占して行う権利が与えられます。この特許が切れて初めて、他メーカーがジェネリック医薬品の開発・販売を行うことができるようになります。この際、開発に要するコストは先発医薬品と比較して大幅に抑えられることになるため、同等の効果でありながら先発医薬品の3割~7割という非常に安価な値段で販売することができるのです。
ジェネリック医薬品のメリットである価格の低さは、医療費の高騰にあえぐ日本でも大きく注目されています。厚生労働省は、医療費削減などのためジェネリック医薬品への積極的な切り替えを推奨しており、2007年度には「後発医薬品の安心使用促進アクションプログラム」を策定。ジェネリック医薬品が安心して使用できるよう環境整備に取り組んでいます。しかし、医療用医薬品の取引数量に占めるジェネリック医薬品の割合は、日本では2011年時点で22.8%に留まっており、数値を見る限りではジェネリック医薬品への理解が十分に浸透しているとは言い難い状況でしたが、年々ジェネリック医薬品の処方が増えており、諸外国並みの処方率になってきました。
バイアグラジェネリックの効果と副作用
バイアグラジェネリックの作用機序と効能・効果
バイアグラの特許が満了を迎えた2013年以降、有効成分である「シルデナフィル」を用いたバイアグラジェネリックが多数登場してきました。日本国内でも2013年に登場した東和薬品のOD錠を皮切りに、様々なメーカーがバイアグラジェネリックを手掛けています。ED治療薬のパイオニアであるバイアグラは単純な人気の高さもさることながら、レビトラやシアリスといった後続のED治療薬が登場した後も服用を続けるケースが多いなどの事情からシェアも大きく、ジェネリック医薬品の激戦区と言っても過言ではありません。利用する方からすれば形状や飲み方など、自分との相性が良い薬剤をチョイスしやすくなるため、選択肢の多さは大きなメリットでしょう。
バイアグラジェネリックは、バイアグラと同様にシルデナフィルを有効成分としていますので、効果や副作用なども同等です。勃起不全症(ED)が適応症です。シルデナフィルは勃起を抑える働きを持つPDE5という酵素を抑え、血管拡張効果を持つcGMPの量を増加させます。こうすることで海綿体に十分な血液が流れ込むようになり、スムーズな勃起が実現します。ED治療薬としては服用後30分から1時間程度で効果を発揮する即効性の高さとしっかりした勃起改善効果が魅力です。
バイアグラジェネリックの副作用
服用時の代表的な副作用には、顔のほてり・目の充血・鼻づまり・頭痛・動悸といった症状がありますが、これらは全てシルデナフィルの持つ血管拡張作用に起因しており、時間の経過によって効果と共に薄くなっていきますので、重篤な事態へと発展することはまずありません。
バイアグラ、バイアグラジェネリックで最も処方が多いのは100mg錠です。
バイアグラジェネリックには25mg錠と50mg錠、100mg錠がありますが、バイアグラ100mg錠が世界中で最も処方されており、バイアグラ100mg錠がED治療の標準薬といえます。
また25mgはご高齢の方など健康面に不安のある方に対して慎重に投与する際に用いられる用量で、健康な成人男性の方にとっては50mg以上で服用しましょう。健康状態やEDの症状の程度などによって適正な用量も変わってきますので、仙台ユナイテッドクリニックの医療機関で診断を受けたうえで用量を決定しましょう。
ネット通販、個人輸入代行に注意!