リアップx5はご存知ですか。刑事ドラマで有名な俳優の水谷豊さんがテレビコマーシャルで見た方も多くいらっしゃると思います。「未来を変えたい?」というキャッチコピーで薬局薬店で「日本で唯一の育毛剤」として販売をしている薬剤です。AGA(男性型脱毛症)に少し詳しい方はリアップよりもカークランドやロゲインの方が馴染みが深いかもしれません。リアップとロゲインの違いと比較、一般的な使用方法、ロゲインの通販などに関しての説明をさせていただきます。
ロゲインとリアップ
ロゲインはもともと1960年代にアップジョン社(現ファイザー社)から経口用降圧剤として販売されていました。しかし、副作用として脱毛症を低減する効果が見られたため、脱毛症治療薬として有効成分であるミノキシジルを2%配合したロゲインを発売しました。ロゲインは頭皮に直接塗布する外用薬として販売されています。なお、ファイザー社はOTC事業をジョンソンエンドジョンソン社に売却したためにジョンソンエンドジョンソン社傘下のマクニール社からロゲインは販売されています。
リアップは日本で唯一の発毛効果が認められた医薬品です。1999年から大正製薬が販売を開始し、同時期に日本で認可の下りたバイアグラ(ED治療薬)と共に男性の生活改善薬として人気を博し、長く品薄状態が続きました。現在のリアップx5は有効成分であるミノキシジルを5%配合しており2009年から販売されています。2019年には各社からミノキシジルローションが販売されちます。
ロゲイン、リアップは共に男性のみの適応ですが、女性用育毛剤としてリアップレディも販売されています。ミノキシジルは母乳に移行する可能性があるため妊娠中や授乳期の女性はリアップレディは使用が出来ません。妊娠中や授乳期の女性は多くの医薬品に対しての禁忌が多いのでロゲイン、リアップに関わらず取り扱いには注意が必要です。
ロゲインとリアップの違い
ロゲインとリアップは比較すると何が違うのでしょうか。
・答え:効果・効能に違いは特にありません。
身も蓋もない答えの様に感じるかもしれませんが差はありません。強いて言えば外観や商品名が違います。有効成分など薬剤の成分は同じなので同じ薬剤ということになります。リアップx5をはじめとするリアップシリーズは、大正製薬が販売権利をファイザー社から買い取り日本国内版として販売をしています。このことから日本国内ではリアップとして海外ではロゲインとして同じ薬剤が別名称で販売されています。リアップはロゲインと有効成分が同じ成分を使っているので同じ薬剤と捉えて問題ありません。
ロゲインとリアップの副作用
ロゲインとリアップは薬ですので副作用が出る可能性があります。しかし、副作用の発現率は8.0%(大正製薬発表)と少なく安全性が高い医薬品と言えます。
主な副作用は使用部位に対する頭皮の湿疹、痒み、かぶれ、発熱感、使用部位以外では頭痛、心拍数の増加、手足の浮腫みなどがあります。使用部位に対する副作用の発熱感は有効成分が皮膚に浸透し血行が良くなっていることの証なので違和感を感じるかもしれませんが良い兆候と捉えてください。湿疹、痒み、かぶれなどが続く場合は使用を中断し、以後も症状が続く場合は専門の医師へ相談するようにして下さい。頭痛や浮腫み、心拍数の増加といった副作用が継続する場合も薬剤の使用を中断し医師への受診をお願いします。
ミノキシジル
ロゲイン、リアップは共にミノキシジルを配合したAGA治療薬です。もともとは血管を拡張し高血圧を抑制する目的の飲み薬として研究開発され販売がされていました。飲み薬から始まり、現在では液状の外用薬として使われています。直接頭皮に塗布し少し揉み込むことで頭皮の血管を拡張させ、毛根に栄養素や酸素を届きやすくします。
ロゲインやリアップは液状の外用薬ですが、元々はミノキシジルは経口薬です。ミノキシジルタブレット(ミノタブ)錠剤タイプのミノキシジルで、服用することで体内から直接頭皮に繋がる血管に作用し血流を改善して栄養素や酸素を届きやすくします。外用薬と違い塗りむらがなく均等に作用し育毛効果が望めます。このミノキシジルタブレットはロゲインと同様にファイザー社が製造開発をし、ロニテンという商品名で販売がされています。
ロゲインとリアップの購入に関して