プリリジー、ダポキセチン、タダポックス、これらの言葉を聞いたことがありますか?日本人男性なら覚えておいて損はないはずです。なぜなら、これらは日本人男性に多いと言われている早漏(そうろう)を改善する薬の名前だからです。今回は、早漏を防止する飲み薬をはじめとする早漏治療薬についてお話していきます。本コラムを読んで、「自分は早漏かも?」「早漏治療をしてみたい」と思ったら、仙台ユナイッテドクリニックへご相談ください。
早漏
早漏の定義は、国や機関などで異なっており、世界共通で「これが早漏だ」という明確なものは定められていません。現在、日本においては「膣内に陰茎を挿入後2分未満で射精が起こる」場合を早漏とみなしているので、2分未満かどうかが1つのポイントになるでしょう。しかし、「女性が満足していなければ早漏である」とも言われており、女性の求める理想の挿入時間が平均16分程であることを踏まえると、多くの男性が早漏であるとみなすこともできます。
早漏の原因
早漏の原因の1つは「陰茎の感度不足」、そしてもう1つは「セロトニン(射精中枢における射精を抑えるホルモン)の濃度低下」です。最近では、この「セロトニン不足」が最も大きな原因ではないかといわれるようになっています。セロトニンは精神的要素に深く関わっているので、ストレスや不安の多い現代の日本に早漏男性が多いのも頷けます。
早漏治療薬
①ダポキセチン(プリリジー)
セロトニンの濃度を高めることで早漏改善に作用する薬がダポキセチン(プリリジー)です。プリリジーが商品名でダポキセチンが有効成分名なのですが、ヨーロッパを中心に世界60以上の国で認可され、30以上の国で処方されています。このダポキセチンが早漏症の適応がある世界で唯一の薬です。プリリジーのジェネリック薬として「ポゼット」もあります。ポゼットはダポキセチンによる効果はプリリジーと変わらず、低価格であるため非常に高い人気があります。
ダポキセチンを服用すると射精時間が3~4倍程も延長することが分かっています。アメリカ人を対象に行った研究では、平均54秒だった男性たちの射精時間が、ダポキセチン60mg服用後にはなんと平均4分11秒になったという結果が出ています。ダポキセチンと同じく、セロトニン濃度を高めるお薬は他にもあるのですが、ダポキセチンのみが特異的に早漏改善効果を持つことが分かっています。
ダポキセチンは、性行為の1時間ほど前に服用すると高い効果が現れ、2~5時間後まで効果が持続します。稀に副作用として吐き気を感じる方がいらっしゃいますが、効果が切れれば治まりますし、体内からダポキセチンは排出されますのでご安心ください。
早漏のもう1つの原因である「陰茎の感度不足」を改善するために、バイアグラ等のED薬を服用するのが効果的です。ダポキセチンはED薬と併用可能ですので、併用する事でより高い効果が期待できます。
射精時間が延びることで、必然的にパートナーの女性の満足度も上がります。もし早漏が原因で精神的に苦痛を感じていたり、パートナーとの関係性が悪いようであれば、一度ダポキセチンの服用を試してみると世界が変わるかもしれません。
②パロキセチン塩酸塩(パキシル)
ダポキセチンが世界に広まるまでは、パキシル(パロキセチン)が早漏治療薬として使われていました。しかし、射精延長効果は低く、6人に1人くらいの割合でしか効かないため、ダポキセチンの登場以来使われる方はほとんどいません。もともと抗うつ剤として開発されており、セロトニンに作用する点ではダポキセチンと同じです。
③リドスプレー
こちらは対症療法として用いられるもので、リドカインという麻酔を直接陰茎にスプレーし、感度を落としてやることで射精時間を延長しようとするものです。使用方法は、性行為の30分程前にスプレーしておき、感度が鈍ってきたらシャワーなどで洗い流します。洗い流さなければパートナーにも麻酔の効果が及んでしまいますので、注意が必要です。また、陰茎の感度を落としてしまっているので、性行為の快感も落ちてしまいます。性行為の快感はそのままで、射精をコントロールできるようになるには、やはりダポキセチンの服用しかありません。
④タダポックス
タダポックスとは、ED薬の1つであるシアリスの有効成分タダラフィルとダポキセチンを組み合わせて作られたお薬です。陰茎の感度不足とセロトニン濃度低下を1錠でいっきに改善できるよう開発されたものです。シアリスのジェネリック医薬品ですので、服用方法はシアリスと同じく空腹時が推奨されます。
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