バイアグラジェネリック(シルデナフィル)とは
バイアグラジェネリックは、シルデナフィル(sildenafil)を主成分としたED(勃起不全)治療薬バイアグラのジェネリック医薬品の総称で、バイアグラを含む一般名はシルデナフィル錠です。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは先発医薬品の特許が切れた後に認可される、先発医薬品と同様の効果、効能を持つ医薬品の事です。先発医薬品が開発費の回収を必要としているのに対して、ジェネリック医薬品は開発費の回収が必要ない事から安価に販売出来るという違いがあります。バイアグラは2014年4月に日本国内における特許が切れたため、カマグラ、カベルタ等の海外製ジェネリックに加え、現在は東和薬品、キッセイ薬品など日本の製薬メーカーもバイアグラジェネリックの製造、販売を行っています。2020年、全てのED治療薬のジェネリック医薬品が販売（処方）されるようになりました。
バイアグラジェネリックの効能・効果
バイアグラ、並びにバイアグラジェネリックはEDを改善します。人間は性的興奮を受けると陰茎部周辺で血管を拡張する物質cGMP（環状グアノシン一リン酸）が生成されます。これによって陰茎部周辺の血管が拡張され、陰茎海綿体に血液が流れ込む事で陰茎の内圧が上昇し勃起する事ができます。そして一度生成されたcGMPはPDE-5(ホスホジエステラーゼ5)によって分解され、陰茎部周辺の血管が収縮し、陰茎海綿体に流れ込む血液が減少する事で勃起は収まっていきます。PDE-5阻害薬とも呼ばれるバイアグラ、並びにバイアグラジェネリックはこのPDE-5の活動を抑制する事によってcGMPが分解される事を防ぎ、相対的に陰茎部周囲の血管を拡張させる事によって勃起を助けます。
バイアグラジェネリックとバイアグラと有効成分がシルデナフィルですので効果、効能も同等です。バイアグラ100mg錠が世界中で最も処方されており、バイアグラ100mg錠がED治療の標準薬といえます。服用後30～60分で効果が見られ、個人差がありますが、およそ3~7時間効果が見られます。
バイアグラジェネリックの飲み方
バイアグラジェネリックはバイアグラと同様性行為前30分~1時間程度に水でお飲みください。添付文書には「性行為の1時間前に服用すること」とありますが効果発現には個人差があります。牛乳の様に油分を含んでいる物はバイアグラジェネリックの体内への吸収の妨げになるためお避け下さい。バイアグラだけではなくどのED治療薬も食後に服用すると効果が減弱するので、ED治療薬はすべて空腹時に服用するよう心がけましょう。やむを得ず食事をする場合は食事の前にお飲み頂き、火照りなど効果が実感できた後食事をなさって下さい。
バイアグラジェネリックの種類
バイアグラジェネリックは世界中で様々な製薬メーカーが販売していますが、ジェネリック医薬品の品質基準は世界共通であるため、偽物でないのであれば日本国産、海外産を問わず基本的にどのメーカーであっても効果、効能は同等です。違いは、バイアグラジェネリックの多くは錠剤タイプですが、ジェネリック医薬品は効果、効能が同様であれば色や形、添加物は変化させても良い事になっているので、東和薬品の販売している『シルデナフィル50mgOD錠「トーワ」』の様に水を必要としないOD錠(Oral Disintegration:口腔内崩壊錠)や味の付いている物、アジャンタファーマ(Ajanta Pharma)社の「カマグラオーラルゼリー」の様なゼリータイプの内服薬など、より飲みやすい工夫が施された物も販売されています。
バイアグラジェネリックの副作用
バイアグラジェネリックの副作用はバイアグラと同様になります。主な副作用は血管の拡張に伴う顔の火照り、目の充血、めまい、鼻詰まり等です。また一部の方にはアルコール摂取時の様な頭痛が現れる場合があります。これら副作用はバイアグラジェネリックの効果時間に伴って薄れていきますのでご安心下さい。副作用の頭痛には市販の頭痛薬等痛み止めが併用出来ますのでお使いください。
バイアグラジェネリックの個人輸入
