早漏とは
早漏は「Premature Ejaculation」略して「PE」と呼ばれており、パートナーと性行為をする際、パートナーの方が性的に満足する前に男性が数分で射精してしまう、膣内に男性器を挿入してから約2分以内に射精してしまうなどというのが早漏の定義として挙げられます。また早漏には様々な種類あり、下記のように分類されます。
・心因性早漏
心因性早漏は若い男性に多いというのが特徴です。性経験が少ない、または性行為が初めてで不安や劣等感、過去の失敗による精神的なコンプレックスなどが引き金になってしまい、性的な刺激に弱く、過度に興奮をしてしまいすぐに射精をしてしまうのが特徴です。
・過敏性早漏
男性器の亀頭や裏筋部分の感触神経がとても過敏になってしまい、わずかな性的刺激で射精してしまうのが過敏性早漏の特徴です。通常は性的刺激を受け脳内から射精の準備が始まりますが、過敏性の方だと脳より先に男性器に伝わってしまい、脳が十分に興奮をしていない状態で射精してしまいます。
・衰弱性早漏
加齢などにより射精をコントロールするのに必要な筋力(射精管閉鎖筋)が低下してしまい、自分の意図しないタイミングで射精してしまうのが衰弱性早漏の特徴です。
・持病性早漏
持病性早漏または病理性早漏とも呼ばれており、性機能や体に病的な原因があることによって発生してしまう早漏です。前立腺炎や尿道炎などになってしまった場合、男性器の勃起中枢が刺激を受け興奮状態なので、すぐに射精をしてしまうことがあります。
ダポキセチンとは
ダポキセチンは早漏治療薬プリリジーの有効成分であり、もともとは抗うつ剤として使用されていましたが、ダポキセチンを服用していた患者から射精までの時間が延長されたという報告を受け、早漏治療薬として研究開発が進められました。今では安全性・射精時間延長効果が最も高い早漏治療薬としてヨーロッパをはじめとする世界中で認可され多くの男性が使用しています。
ダポキセチンの効果と使用方法
ダポキセチンには興奮を抑え、射精をコントロールする為に必要なセロトニンと呼ばれる成分を増幅する作用があり、個人差はありますが臨床試験では服用した半数以上の方が、通常より3~4倍ほど射精時間の延長効果が見られたとあります。服用してからは約30分から1時間ほどで効果が現れ、約2時間~5時間効果が持続します。また、ダポキセチンは服用し続けることにより効果の向上が期待できます。
ダポキセチンは水と一緒に服用してください。水以外のジュース、牛乳などと服用すると予期せぬ副作用が発現する可能性もありますのでおやめください。また、ダポキセチンはアルコールと一緒に摂取してしまうと副作用が強く出てしまう可能性があります。ダポキセチンはバイアグラなどのED治療薬とは違い食事の影響は受けにくく、ED治療薬との併用も可能になります。24時間で90mgまで服用することができます。それ以上は必ず24時間空けてから服用してください。
ダポキセチンの服作用・併用禁忌
ダポキセチンは安全性が高く副作用が少ないとされていますが、下記の副作用が確認されています。
頭痛、下痢、めまい、吐き気、疲労感、多汗、血圧低下、眠気
上記の中で腸が緩くなり便意をもよおす、下痢がひどいとの報告が見られましたが、中には副作用が少ない、まったくなかったという意見もありました。ダポキセチンは副作用が少ない治療薬ではありますが飲み方など間違えてしまうと副作用が強く出てしまう可能性がありますのでご注意ください。また、頭痛などがひどい場合はロキソニンなどの鎮痛剤と併用しても問題はありません。副作用はダポキセチンの効果が切れると共に治まっていきますが、副作用が強く、なかなか治まらないという方は必ず専門の医師にご相談ください。
また、以下の方はダポキセチン剤を服用する事ができません。
MAO阻害薬、SSRI、SNRI等の抗うつ薬を使用中の方(使用中断後14日以内も該当)、重度な肝障害をお持ちの方、てんかん持ちの方、抗真菌薬や抗HIV薬などの強いCYP3A4阻害薬をお使いの方
これ以外にもお使いになれない方、注意しなければならない点はいくつもあります。ダポキセチンをお求めの際はインターネットの情報で自己判断し通販などで購入せず、仙台ユナイテッドクリニックのような専門のクリニックで必ず医師の診察後に服用しましょう。