2015年にプロペシアの特許権が満了し、2020年、ザガーロの特許権が満了を迎えたため、全てのAGA治療薬のジェネリック医薬品が販売(処方)されるようになりました。仙台ユナイテッドクリニックでも、全てのAGA治療薬のジェネリック医薬品を処方しています。
各医薬品メーカーより様々なジェネリックが販売されています。プロペシアのジェネリック「フィナステリド」はファイザー、トーワ、クラシエ、サワイなどと多くの製薬会社が販売しています。
プロペシア
最近では一般的になってきましたが、AGA(男性型脱毛症)の治療は大正製薬の「リアップ」を使用するしかありませんでした。しかし、2005年12月から販売が開始されたMSD社の「プロペシア」によって治療の幅が広がり、2現在ではすべてのAGA治療薬でジェネリック医薬品が販売されました。当初はアメリカのメルク社が1992年に前立腺肥大の治療薬として開発されていた「プロスカー」という治療薬の成分に薄毛が改善する効果が見られたため、AGA治療薬としての開発が始まったという経緯があります。
フィナステリド「ファイザー」
フィナステリド「ファイザー」はプロペシアのジェネリック医薬品であり、有効成分はプロペシアと同じフィナステリドです。製造販売元は大手製薬メーカーのファイザー社です。フィナステリド「ファイザー」は国内製としては初のプロペシアのジェネリックであり2015年2月に厚生労働省から認められ同年の4月6日より販売が開始になりました。このフィナステリド「ファイザー」はプロペシアと同じく0.2mgと1mgの用量があります。ジェネリック医薬品は研究・開発費がかかっていないため先発薬のプロペシアに比べて価格も比較的安く購入することが出来ることから先発薬のプロペシアからジェネリックのフィナステリドに切り替えられる方が多くいます。
フィナステリド「ファイザー」服用方法
フィナステリド「ファイザー」は1日1回1錠を毎日服用します。1錠の量は上記にも書きましたが0,2mg・1mgで1日1mgまでです。
これ以上服用しても効果が倍増するわけではなく副作用が強く発現したり、予期せぬ副作用が現れる可能性もありますので用量を守って服用してください。服用のタイミングは自由であり食事や時間帯などは気にしなくて大丈夫です。ただし、毎日飲む必要がありますので、飲み忘れを防止するため、またフィナステリドの血中濃度を安定させるためにも毎日同じ時間に服用することをお勧めします。
フィナステリドは基本的には最低でも6か月間毎日服用することが必要とされています。血液中にフィナステリドを取り入れる状態をキープした状態でいることが大切です。そのため服用を中止してしまうとAGAが再び進行してしまいますので、自己判断で中止するのではなく必ず医師に相談しましょう。
フィナステリドの副作用
・性欲減退
・勃起機能障害(ED)
・肝機能障害
・過去にフィナステリドに対しアレルギー症状が出た方
などです。しかし副作用が出る確率はかなり低く、データ上では副作用の危険性は極めて低いとされています。万が一、強い副作用等が出た場合は一旦服用を中止し医師に相談しましょう。
フィナステリドの注意点
フィナステリドは併用禁忌などはありませんが、フィナステリドは乳幼児の男性器の成長を阻害するため、妊婦や授乳中の女性はフィナステリドを服用することはもちろん、触ることも禁止となっています。また、献血により提供された血液が女性に使用されるのを避けるため献血は出来ません。なお、服用を中止して1ヶ月以上経過すればフィナステリドの成分は体内から消えるため献血ができるようになります。
個人輸入に注意!
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