ED治療薬はバイアグラ100mg錠が世界中で最も処方されており、バイアグラ100mg錠がED治療の標準薬といえます。2014年にバイアグラジェネリックの処方が開始されましたが、2020年、全てのED治療薬のジェネリック医薬品が販売（処方）できるようになり、ユナイテッドクリニックでは2020年12月ジェネリック医薬品の処方率が98.3％になりました。
バイアグラとは
バイアグラはもともとアメリカの製薬会社のファイザー社から狭心症の薬として開発されていました。しかし、臨床試験の過程で男性器の勃起を促進させる効果が認められ、1998年アメリカでED治療薬バイアグラとして販売されるようになりました。日本では個人輸入の横行が問題視され、1999年1月に厚生労働省から医薬品として異例の速さで認可されました。現在では医療保険は適用されませんが、多くの病院や専門のクリニックなどで処方されています。
バイアグラの効果的な服用方法
バイアグラの服用は水または白湯などでお飲みください。どのED治療薬も食後に服用すると効果が減弱するので、ED治療薬はすべて空腹時に服用するよう心がけましょう。どうしても食事をする場合は脂っこいものや味の濃いものはバイアグラの有効成分を阻害してしまうので避けて、和食などのあっさりとしたものにして、満腹になるまで食べるのでなく腹八分に抑えるようにし、食後は必ず2時間あけるようにしましょう。服用してから30分～1時間ほどで効き始め、3～6時間程度持続します。
バイアグラの副作用
副作用が一部の方に見られます。アルコール摂取時の症状に似ており、一時的なもので、薬効が弱くなるにつれ自然消失します。頭痛、顔の火照り・赤みなどですが、一時的なものですのであまり心配なさらずに薬の効果が表れた証と思っていただいて大丈夫です。もし頭痛が気になるようでしたら、ロキソニン等の鎮痛剤や胃薬などを併用しても問題はありませんのでお試しください。もしも、副作用が重すぎたり辛いと感じられる様でしたら、医師に相談してください。
また、バイアグラは1日100mgまで服用できます。服用しても効果を感じられないからといって100mgを超えての服用をするのはやめましょう。極量以上飲んでも単純に効果が増加するわけではなく、ただ副作用を強くしてしまったり酷い場合は健康に悪影響を与えることになってしまう可能性があります。用法用量を守り、次の服用までは24時間空けるよう注意してください。
バイアグラを服用できない方
・バイアグラの成分に対して過敏性の既往歴のある方
バイアグラには有効成分であるシルデナフィルの他にも、添加物として青色2号などが含まれており、これらの成分に対してアレルギー反応が出たことのある方は服用は出来ません。
・硝酸剤あるいは一酸化窒素供与剤を使用している方
硝酸剤や一酸化窒素供与剤とバイアグラの併用は血圧を下げすぎてしまい場合によっては死亡事故に繋がる危険性がありますので服用は出来ません。
・重度の肝機能障害のある方
重度の肝機能障害のある方がバイアグラなどのED治療薬を服用すると、血中濃度が増大する可能性がありますので服用は出来ません。
・低血圧（最大血圧90ｍｍHg未満または最小血圧が50ｍｍHG未満）または治療による管理がされていない高血圧の方。
・脳梗塞・脳出血・心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある方
バイアグラの血圧を下げる効果で脳循環の低下に結びつく可能性があるため、また心筋梗塞の方は性行為自体が心臓のリスクを伴うことから服用は出来ません。
上記の他にも「網膜色素変性症」の方や「塩酸アミオダロン製剤」などの併用禁忌薬などが多くあり注意が必要になりますので、お悩みの方は是非一度仙台ユナイテッドクリニックにお越しください。お薬手帳や服用中のお薬の名前が書かれてあるメモなどがあると診察がスムーズになりますのでご持参のうえお越しください。
