コラム

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EDと高血圧

日本には、ED(勃起不能)患者が推定で1800万人いると言われており、成人男性の3人に1人がEDに悩んでいることになります。医師に高血圧と診断された方、または高血圧の症状がある方には、EDの症状にも悩まれている方が多くいらっしゃいます。そのため、インターネットで「EDと高血圧」と検索すると「ed治療、いんぽてんつ、高血圧薬、降圧剤、副作用」などの言葉が出てきます。高血圧はEDの原因にもなりますし、高血圧の治療に用いられる血圧の薬の副作用でもEDの原因になるため、悩んだり、不安に思う方がたくさんいます。

EDと高血圧は深く関わっている?

ED

勃起は、性的刺激を受けると脳から信号が送られ、神経を介して陰茎に伝わり、陰茎海綿体の動脈が拡がり血液が流れ込み勃起が起こります。しかし、血管に障害があると陰茎動脈が拡がらないため、十分な血液が流れ込まないなどの原因になり、十分な勃起が得られない、または勃起しないなどの症状が起こります。こうした血管の障害や神経の障害で起こるEDを「器質性ED」といい、ストレスなどの精神的な原因で起こるEDを「心因性ED」といいます。また、ある特定の薬剤の服用によるEDは「薬剤性ED」といいます。

器質性EDの原因である血管の障害や神経の障害などは、遺伝や加齢、生活習慣の乱れ、事故や手術による勃起に関係する血管や神経の損傷・摘出などが主な要因になることが多いようです。

高血圧

高血圧とは、安静の状態で血圧が慢性的に正常値(収縮期血圧:120~129mmHg 拡張期血圧:80~84mmHg)よりも高い状態のことをいいます。しかし、正常値ではあるものの高血圧になりかけている(収縮期血圧:130~139mmHg 拡張期血圧:85~89mmHg)正常高値血圧という状態もあり、(収縮期血圧:140mmHg以上 拡張期血圧:90mmHg以下)ですと高血圧症です。高血圧になると血管に常に大きな負担をかけることになり、血管の内壁を傷つける原因になります。また、血管が柔軟性をなくし硬くなることにより動脈硬化を起こしやすくなるのです。高血圧は他にも狭心症、心筋梗塞などの心疾患や脳梗塞やくも膜下出血などの脳卒中、慢性腎臓病などにもなる可能性が高くなります。

このように、高血圧は血管の障害などが起こりやくすなりますので、器質性EDに大きく影響します。また、血圧の治療に用いられる降圧剤などの薬剤の副作用などでもEDの症状が起こる場合があり、薬剤性EDにもなる可能性もあるのです。

降圧剤によるED

高血圧の治療に用いられる主な降圧剤は7種類の分類されます。

・カルシウム拮抗剤 血管を拡張することにより血圧を下げます。
・利尿剤      体内の塩分と水分を排出することによって血液量を減少させて血圧をさげる。
・ARB       血圧を上げる物質の生成じたいを阻害する作用があります。
・ACE阻害剤    抹消血管を拡張することにより血圧を下げます。
・アルファ遮断薬  交感神経のアルファ受容体に作用し、太い血管を拡張して血圧を下げる。
・ベータ遮断薬   交感神経のベータ受容体に作用し、末梢血管を拡張して血圧を下げます。
・アルファベータ遮断薬 アルファ遮断薬とベータ遮断薬を組み合わせた薬です。

この7種類に分類され、日本性機能学会が監修する「ED診療ガイドライン」には、「これらの降圧剤は、副作用としてEDを引き起こす可能性がある」と明記されています。特に国内で最も服用されている利尿剤、ARBやACE阻害剤、ベータ遮断薬はEDを引き起こす可能性が高いといわれていますが、逆にARBやACE阻害薬はEDに対して良い影響を及ぼすといった研究結果もあります。

高血圧による動脈硬化の進展により、血流が悪くなり、陰茎への循環血液量が減少してし器質性EDを発症しているところに、一部の降圧剤によって薬剤性EDが惹起されることもあります。

降圧剤はED治療薬の併用注意薬

高血圧で治療により管理がされていない方で、安静時に(収縮期血圧(上):170mmHg以上、拡張期血圧(下):100mmHg以上)の方はED治療薬の服用は出来ません。しかし、治療を受けてている方でしたら服用は可能ですので、しっかり、治療を受けましょう。

降圧剤はED治療薬の併用注意薬ですので、個人判断でバイアグラを服用せず医師に相談しましょう。また「降圧剤がEDの原因になるから」と勝手に使用を止めたりは絶対にしないでください。

高血圧の改善・予防はEDの改善にも繋がる

高血圧の原因は、主に加齢などによる血管の弾力性がなくなることや遺伝、生活習慣の乱れが原因です。特に日本人は塩分を摂りすぎる傾向にありますので、普段から味の濃い食事を好んで食べるという方は、塩分の摂りすぎに注意が必要です。食生活を見直し、規則正しい食生活を心がけ1日3食、バランスのとれた食事を取るようにしましょう。また、満腹まで食べ続けると肥満や動脈硬化を引き起こす原因になる可能性も高くなります。緑黄色野菜のサラダなども一緒に食べるよう心がけるようにしましょう。
有酸素運動も改善・予防に効果的です。普段からあまり運動をされていない方は筋力が落ち、血流が悪くなります。ランニングやウォーキングから始めましょう。20分程度から始めて徐々に時間を延ばしていくとよいでしょう。こうした予防・改善はEDの原因にも効果的ですので放置せずに、できることから始めていきましょう。

高血圧に限らず、EDにお悩みでしたら、病院や専門のクリニックで治療を受けることも大切です。EDは放置すれば悪化することもありますので早期の治療をお勧めいたします。またED治療薬は、血管拡張作用もありますので血流の流れもよくしてくれる作用があります。仙台ユナイテッドクリニックではED治療薬のバイアグラ・レビトラなど取り扱っておりますので、一度ご相談にお越しください。その際、服用中のお薬などがありましたら、予め薬剤名が分かっていますと診察がスムーズにいきます。

記事監修

平成16年
秋田大学医学部医学科卒業
平成16年
上尾中央総合病院
平成26年
ユナイテッドクリニック池袋院
平成27年
ユナイテッドクリニック上野院
平成29年
ユナイテッドクリニック大宮院院長就任

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