AGA治療薬にはプロペシア(有効成分:フィナステリド)、ザガーロ(有効成分:デュタステリド)、リアップやロゲイン(有効成分:ミノキシジル)が挙げられます。ザガーロは国内では2016年に発売が開始されたAGA(男性型脱毛症)治療薬です。有効成分はデュタステリドです。ザガーロはもともと前立腺肥大症の薬として「アボルブ」という商品名で販売されていましたが、男性型脱毛症にも効果があることが判明し、AGA治療薬として適用されるようになりました。
AGA治療薬は2015年にプロペシアの特許権が満了し、2020年、ザガーロの特許権が満了を迎えたため、全てのAGA治療薬のジェネリック医薬品が販売(処方)されるようになりました。仙台ユナイテッドクリニックでは、全てのAGA治療薬のジェネリック医薬品を処方しています。
AGAとは
AGAはAndrogenetic Alopeciaの略語で、思春期以降の成人男性に起こる進行性の脱毛症のことです。前頭部や頭頂部、あるいはその両方から髪が薄くなっていく症状を表します。AGAが発症する原因は遺伝や男性ホルモンの影響によるものといわれています。AGAの主な原因物質はDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれるものです。DHTは5α還元酵素によって男性ホルモンのテストステロンから生成されます。
ヘアサイクルの仕組み
AGA治療を行う上で自分の髪の毛が成長しているのか、成長が滞っているのか知っておくことは重要であり、治療のモチベーション向上にも繋がります。髪の毛は全て同じスピードで成長しているのではなく、ヘアサイクルと呼ばれる循環を辿りながら成長しています。ヘアサイクルは成長期、退行期、休止期の3つの段階で循環しています。成長期は2年から6年の期間で髪の毛が作られる状態です。毛細血管から発毛に必要な栄養が取り入れられ、毛母細胞が分裂を繰り返すことにより髪の毛が作られます。髪全体の9割がこの成長期にあたります。退行期は2週間前後で、毛母細胞の分裂が次第に衰え、髪が伸びにくくなります。また、黒髪をつくるメラニン色素の活動も緩やかになります。ヘアサイクルが3ヶ月前後の休止期に入ると、毛母細胞の分裂が完全に止まり、髪の毛は成長しなくなります。成長が止まった髪の毛は新しい成長期の毛に押し上げられ、抜けていきます。休止期が終わるとまた成長期へと循環していきます。
ザガーロの効果
ザガーロは海外のグラクソ・スミスクライン株式会社が製造販売するAGA治療薬で、Ⅰ型、Ⅱ型5α還元酵素阻害薬に分類され、「ザガーロカプセル0.1mg」「ザガーロカプセル0.5mg」の二種類が販売されています。
5ザガーロの有効成分デュタステリドは、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成に必要な5α還元酵素を阻害し、DHT濃度を低下させることでヘアサイクルを正常化させ、発毛を促します。ザガーロはⅠ型とⅡ型両方の5α還元酵素を阻害する為、Ⅱ型の5α還元酵素のみ阻害するプロペシアより高い効果が期待できます。
ザガーロの服用方法
一般的な薬では食前、食後など飲む時間が決められている場合が多いのですが、ザガーロを飲むタイミングは特に決まっていません。ザガーロを服用する場合、24時間は服用間隔を空け、1日1カプセルの用量を守りましょう。また、牛乳やジュース、アルコールなどでザガーロを服用してしまうと、薬の吸収率を下げてしまうばかりか、薬の成分と化学反応を起こしてしまう危険があります。必ず水かぬるま湯で服用しましょう。また、ザガーロを服用中に発毛の効果を感じたからといって服用を中止してしまうと髪の毛の状態が服用前へと戻ってしまいます。AGA治療は、ある程度時間を要するものですが、しっかりと発毛効果を得る為にも継続して治療にあたることが重要です。
副作用について
ザガーロの副作用として性欲減退、勃起機能不全、精液量の減少などが挙げられます。性機能に副作用が見られるのはザガーロの有効成分デュタステリドが、男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制することに起因します。副作用は全ての方に必ず起こるものではありませんが、副作用と思われる症状が続いた場合は、かかりつけの病院などで医師の診察を受けましょう。
偽造薬にご注意ください
当院での処方について
仙台ユナイテッドクリニックではプロペシア、ザガーロ、ミノキシジルタブレット、ミノキシジルローション等に加え、優れた発毛効果を持つ当院独自のカクテル療法「AGA ドクターズカクテル」などを取り扱っており、多角的な薄毛治療(AGA治療)が可能です。来院に際しご予約などは一切不要ですのでご都合のつく時間にお気軽にご来院ください。スタッフ一同心よりお待ちしております。仙台ユナイテッドクリニックでは、全てのAGA治療薬のジェネリック医薬品を処方しています。