仙台ユナイテッドクリニックではプロペシア(有効成分:フィナステリド)、ザガーロ(有効成分:デュタステリド)、ミノキシジルタブレットやミノキシジルローションなどAGA治療に必要不可欠な薬剤を多数取り揃えております。また、優れた発毛効果を兼ね備えた当院独自のカクテル療法「AGA ドクターズカクテル」を取り扱っており、患者様に合った多角的な薄毛治療(AGA治療)が可能です。2015年にプロペシアの特許権が満了し、2020年、ザガーロの特許権が満了を迎えたため、全てのAGA治療薬のジェネリック医薬品が販売(処方)されるようになりました。仙台ユナイテッドクリニックでは、全てのAGA治療薬のジェネリック医薬品を処方しています。
薄毛(AGA)は男性特有の悩みというイメージがあるかもしれませんが、女性で薄毛の悩みを抱える方も少なくありません。大正製薬からは「リアップレディ」や「リアップリジェンヌ」などの商品名で女性用の育毛剤も販売されています。
AGAとは
AGAは成人男性に起こる進行性の脱毛症のことで、Androgenetic Alopeciaの略語です。AGAを発症すると、頭頂部(つむじ)、または前頭部(額の生え際)から薄毛が進行していきます。人によってはその両方から薄毛の進行が見られる場合もあります。男性に限らず女性にも薄毛は起こります。FAGA(女性男性型脱毛症)は女性が男性ホルモンの影響により薄毛になる症状を指します。男性の薄毛が局所的な所から進行していくのに対し、女性の場合全体的に薄くなっていきます。加齢やストレス、急激な生活環境の変化などが主な原因とされています。
ミノキシジルとは
ミノキシジルは初めから脱毛症状の治療を目的に開発された成分ではありません。1979年にアップジョン社が開発した高血圧症治療剤「ロニテン」を服用した患者に多毛、発毛の副作用が認められた為、その作用について研究が進められた結果、ミノキシジルという成分が発毛効果を持つことが判明し、1988年にFDA(米国食品医薬品局)から認可を受け、ミノキシジル外用剤「ロゲイン」として販売が開始されました。現在では90ヶ国以上で販売され、その有効性と安全性が確立されています。国内では大正製薬から「リアップ」として販売されています。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルには休止期の毛包を活性化させ、初期成長期の毛包へと移行を促す作用があります。毛包が初期成長期へと移行すると新しい髪の発毛が促進されます。また、ミノキシジルは初期成長期の毛包から後期成長期の毛包への移行の促進・維持作用も併せ持ちます。この作用により小さくなった毛包を深く、大きく成長させ、毛髪の成長を促します。ミノキシジルは発毛効果だけでなく、抜け毛の進行を予防し、現状維持する効果を併せ持ちます。
ミノキシジルの育毛剤
大正製薬から販売されている「リアップ」はミノキシジルを主成分とした育毛剤として日本で初めて厚生労働省に認可された、国内でも認知度の高い商品です。CMやドラッグストア等で見かけたことがあるのではないでしょうか。海外に目を向けると、ミノキシジル配合の育毛剤として世界で初めて一般向けに販売されたのが「ロゲイン」です。主成分はリアップと同様ミノキシジルですので効能に差異はありません。但し、国内では認可されていない為、リアップのようにドラッグストアなどで購入することはできません。リアップやロゲインのように、外用薬としてミノキシジルを使用する場合、頭皮(特に前頭部)には皮膚のバリアがある為、内服薬と比較するとその効果はやや劣ります。内服薬の場合は全身の血流を通じて頭皮の隅々まで成分が行き届く為、発毛作用に関しては内服薬の方が強力といえます。
ミノキシジルの副作用について
前述のようにミノキシジルには外用薬と内服薬があります。ミノキシジルの外用薬「リアップ」の添付文書には、頭皮の発疹・発赤、かゆみ・かぶれ・ふけ、頭痛、胸痛、むくみなどの副作用が記されています。内服薬による副作用は全身の多毛、低血圧、赤ら顔などが挙げられます。これらの副作用はミノキシジルを使用した方全てに起こるものではなく、副作用が生じる確率は高いものではありません。万が一日常生活に支障をきたす様な強い副作用が生じた場合はかかりつけの病院などで医師の診察を受けましょう。
個人輸入などにおける偽造品について