コラム

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2020.11.05

薬剤性EDとは

EDの原因には、動脈硬化や生活習慣病などにより血管障害、神経障害などに起因する器質性ED、社会生活のストレス・性行為への緊張などの精神的な原因による心因性EDがあります。また、治療で服用する薬によって起こる薬剤性EDの3つに大きく分けられています。
EDを引き起こしやすい薬には、降圧剤や男性ホルモン抑制剤、抗うつ剤などが挙げられますが、最も身近な薬には消化器系の薬「ガスター」も勃起障害の副作用が起こる可能性があると明記されています。しかし、こうした薬剤性EDにもED治療薬は有効ですので、ED治療薬と併用される方も少なくありません。インターネットでED治療薬の検索をすると「ED治療薬 通販」、「ed薬 おすすめ」など沢山のサイトが出てて来ますが、誤った情報や偽物なども多く、健康に害が出るなどの報告もありますので、専門クリニックで治療しましょう。

薬剤性EDとは

薬剤性EDは、普段から常用している薬の作用が原因でEDになってしまうことを指します。どんな薬にも副作用があります。先天性の持病や特定の病気などの治療を目的に常用薬を服用している方も多くいらっしゃいます。こうした常用薬には疾患症状を緩和させたり、改善させる効果がありますが、体質や服用方法によっては、健康に害が及ぶこともあり、疾患症状とは違う症状が現れてしまい悩みの種になってしまうこともあるのです。また、年齢は関係なく誰しもが薬剤性EDになる可能性があります。近年では、仕事のストレスなどにより睡眠障害になる20~30代の方が増えており、睡眠剤を使用することで薬剤性EDを発症する若い人も多くなっています。

EDを引き起こしやすい薬剤

日本性機能学会が監修を務める「ED診察ガイドライン」には『EDを引き起こす可能性のある薬剤』として掲載されていますのでいくつかご紹介いたします。

降圧剤
高血圧の治療に用いられる降圧剤には、血管を拡張させる作用があります。血管を拡張することにより血管内を流れる血液量を減少させ血圧を下げます。勃起のメカニズムは性的興奮・刺激などにより、陰茎の海綿体に血液が流れ込むことで起こりますが、降圧剤の作用により血液量が減少してしまうと海綿体に流れ込む血液も減少してしまうので十分な勃起が得られない、または、勃起しないなどの原因になるのです。

また、高血圧事態が動脈硬化などのを引き起こし、血流が悪くなりEDの原因となります。そのため、高血圧と降圧剤の双方の影響を受けてしまうことになりEDに大きく関係すると考えられています。降圧剤は全般的に薬剤性EDを引き起こしやすいといわれていますが、中でも「ベータ(β)遮断薬」、「利尿剤」、「ACE阻害薬」、「アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)」はEDを引き起こす可能性が高いとされています。

抗うつ剤・精神安定剤・睡眠薬
精神疾患のうつ病などに用いられる抗うつ剤の三環系抗うつ剤、SSRI、SNRIや抗精神病剤のフェノケアジン系、抗てんかん剤のイミノスチルベン系、睡眠剤のパルツール酸系などの薬剤もEDを引き起こしやすといわれています。

うつ病の方はセロトニンが不足している方が多く、抗うつ剤のSSRIを用いり脳内のセロトニン濃度を上昇させますが、セロトニンの増加は、ドパミンやノルアドレナリンを抑制してしまうためEDを引き起こす場合があります。また、精神疾患に用いられる薬剤の多くが、神経に作用するため、脳の中枢神経を鎮める効果があり、神経の働きを抑制します。性的刺激や性的興奮が脳から神経を介して陰茎に伝えられ、勃起しますが神経が抑制されると、陰茎まで信号が伝えられないなどの障害になってしまい、勃起障害や性欲の減退、射精障害の症状が現れる場合があります。

男性ホルモン抑制剤・抗アンドロゲン剤
男性ホルモン(テストステロン)は、30代を境に歳を重ねるごとに徐々に分泌量が減少していきます。このテストステロンは、性欲や勃起機能などに大きく影響します。また、テストステロンは前立腺細胞に取り込まれると5α還元酵素の作用によりジヒドロテストステロンに変換され、前立腺細胞を増殖させる働きがあり、テストステロンのように男性ホルモンの一種であるアンドロゲンにも同じ作用があります。そのため、前立腺細胞の増殖により前立腺肥大症や前立腺がんなどの原因になると考えられています。こうした前立腺肥大症などの治療に用いられるのが男性ホルモン抑制剤、抗アンドロゲン剤、LH-RHアゴニストなどが使用されます。抗男性ホルモン抑制剤などは、精巣のテストステロン産生を抑制する働きがあります。そのため、勃起障害や性欲の減退などの副作用があることが報告されていますので、薬剤性EDを発症してしまう可能性が高いのです。

常用薬の服用でEDを発症してしまったからといって、勝手に常用薬の服用を中止してしまうのは絶対にやめましょう。薬剤性EDの原因になる常用薬の中には、ED治療薬の併用も可能な薬も多いのでED治療薬を使用している方も数多くいらっしゃいますので、まずは主治医の医師などに相談、または、専門のクリニックに相談しましょう。仙台ユナイテッドクリニックでは、ED治療薬のバイアグラ・レビトラなどを取り扱っておりますので、一度ご相談にお越しください。

記事監修

平成16年
秋田大学医学部医学科卒業
平成16年
上尾中央総合病院
平成26年
ユナイテッドクリニック池袋院
平成27年
ユナイテッドクリニック上野院
平成29年
ユナイテッドクリニック大宮院院長就任
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