薄毛とは
薄毛とは髪が生え変わる度に少しずつ髪の毛が細くなり、コシやツヤなども落ちてしまい、新しい髪の毛が正常に生えてこなくなる症状を指します。その症状が進行すると髪の毛は抜け落ちていき、更に症状が進むとそれ以降は髪が生えてこなくなるケースもあります。成人男性のおよそ4人に1人が薄毛というデータが確認されると同時に、多くの治療法が行われています。
薄毛の原因と対策
一概に薄毛の原因と言っても原因は様々で、症状や進行具合も個人差が生じ多く分類されます。その中でも発症の原因として広く確認されているものが「遺伝」「ストレス」が挙げられます。この2つの詳しい概要を見ていきましょう。
遺伝
薄毛が遺伝により発症するという話は認知度が高く、一度は聞いたことがある方も多いかと思いますが中には「ただの噂」という風に捉えてる方もいます。結論から言うと遺伝の影響によって薄毛を発症することは事実で、2005年にフランスのボン大学の研究チームが薄毛における遺伝との関係性を発見しました。その研究内容というのは、40歳以前に頭皮が薄くなり始めた男性の家系を血液分析する事で、X染色体にある男性ホルモン「アンドロゲン」の受容体遺伝子に異常がみられることを発見したことから始まり、その遺伝子異常によって頭皮のアンドロゲンの働きを活発化させ、薄毛や抜け毛を促進させてしまうのではないか、という研究内容です。X染色体に存在するアンドロゲンとは雄性ホルモンの総称で、ホルモンを感知すると毛母細胞の分裂活動を停止させ、頭皮環境の乱れを起こします。男性はX染色体とY染色体の2つの染色体をもっており、そのうちX染色体は母親から受け継ぎます。そのため母方の家系に薄毛の方がいれば、自身も薄毛を発症する可能性があります。遺伝による薄毛の場合は、自分の父親や父親の家系に薄毛の発症があったとしても影響はないという事になります。
ただ現段階の医学では、薄毛に影響を及ぼす遺伝子は他にも存在するかもしれない、と公言されており、一概にX染色体が原因とは言い切れず、今後Y染色体にも薄毛を引き起こす要因が発見されるかもしれません。自身が薄毛の要因となる遺伝子を受け継いでいるかが気になる方は、一度病院等での検査をすれば、今後の薄毛対策の参考になるでしょう。
ストレス
抜け毛の量はストレスの大きさによって変化していることが確認されています。人間はストレスを感じると交感神経が刺激され、血管が圧縮される傾向を持ちます。すると血流が悪くなりため、頭皮に十分な栄養が運ばれなくなり、髪の毛が細くなったり、抜け毛量が増加する事につながります。日本は現在、ストレス社会と呼ばれる経済情勢の中、男性だけではなく多くの女性が勤労しています。そのため近年では、女性にも薄毛や抜け毛の症状が広く確認されています。薄毛は男女共に、ホルモンバランスの異常により発症することが多く、ストレスによる影響を受けやすいという特徴をもちます。しかしストレスの全くない生活を送るという事は現実的に不可能に近いため、いかにストレスに受けて悪化する可能性のある頭皮をケアして改善していくかが大切です。その対策に有効な手段の1つとして、シャンプーによるケアがあります。薄毛改善のシャンプーでは男性用の場合、頭皮の脂質を落とす効果の大きいものが良いとされています。女性用の場合はミネラルや保湿成分の多く含まれているものが良いとされています。男女兼用のシャンプーも販売されているため、まずはそちらから使用してみるのも良いでしょう。
AGAの判定
AGAの進行症状には種類が多く存在し、頭頂部からの抜け毛や側頭部からの抜け毛、また個人差によって脱毛の進行ペースも早かったり遅かったりと様々です。このようにAGAと一概に言っても様々なケースがあるため、自身がどの症状かという判断が難しいという方も少なくありません。インターネットで調べた情報だけでお薬を使用している方には、知らず知らずに適正ではない治療を行ってしまう可能性も大きいです。AGA治療を開始する際は、病院やクリニック等での診察をお勧めします。
仙台ユナイテッドクリニックは来院して頂きますと、初診の方はまず問診票のご記入をお願いしています。ご記入後、問診票に基づいたドクターの診察を行います。その際にお薬の種類や、服用方法、使用方法の説明もありますので安心して治療に取り組んで頂けます(診察料は頂いておりません)。
是非ご来院ください。
最後に
如何だったでしょうか?このコラムを読んでいただいて少しでも、薄毛に関して「そうだったのか」と思っていただけると嬉しく思います。ただどうしても文面だけでは伝えられない事や伝わりにくい事も多いと思います。是非とも一度当院にご相談ください。当院では医師・スタッフ共に男性のみで構成されており、医師が問診を行い患者様に一番ベストな提案をさせていただきます。