仙台ユナイテッドクリニックではAGA(男性型脱毛症)のご相談も数多く頂いています。来院されているAGAでお悩みの方やそれ以外の方、AGAって何?という方でも育毛剤のロゲインやリアップという名前を耳にした事があるのではないでしょうか。ミノキシジルを含有したの頭皮に直接塗布する育毛剤です。ジェネリックとしてカークランド、日本ではリアップという名前で販売され、女性専用のリアップジェンヌなどもリリースされ男性・女性問わず愛用されている方も多いのではないでしょうか。
ロゲインとは
1980年に現在のファイザー製薬であるアップジョン社から製造販売された育毛剤です。頭髪用育毛薬品として認可されて30年以上になります。現在は世界的に医薬品を販売する権利(OTC)をJ&J(ジョンソンエンドジョンソン)社に売却し、J&J傘下のマニクール社が販売管理をしています。ロゲインは、男性用はミノキシジルを5%、女性用は2%含有しています。ロゲインは液状タイプのものとフォーム(泡状)タイプの2剤型があります。
ロゲインの作用と効果
ロゲインはAGAの原因のひとつである毛根部分の毛細血管への血流を改善することで発毛を促します。血行不良が原因となりやすい頭頂部や後頭部には特に効果が期待できますが、生え際や側頭部の薄毛には高い発毛効果は期待できません。
8~9割のAGA患者に改善の効果があるとされています。効果を焦るあまり、用量以上の塗布をする方も多いですが、ほとんど発毛効果が変わらないうえに、副作用の起こる可能性が高くなるのでやめましょう。
ロゲインの使用方法
ロゲインは洗髪後などの頭皮が清潔な状態の時に1mlを患部に塗布し軽く揉み込みます。1日2回の塗布してください。12時間毎の使用が望ましいので、朝と夜のタイミングで使用すると良いでしょう。塗布後自然乾燥してください。2~4時間程かかります。
ロゲインの副作用
副作用は初期脱毛、かゆみやかぶれ、低血圧症状などです。
初期脱毛はミノキシジルの効果によって毛根再生が起こる際に、休止期に入った不健康な髪の毛が大量に抜け落ちることをいいます。1~3ヶ月の間に起こることが多いですが、個人差により期間が異なったり初期脱毛が起こらない方もいます。抜け毛の量に驚き薬を止めてしまう方や不安になる方もいますが、ヘアサイクルの乱れた髪を1度リセットしているので過剰に心配せずに薬が効いているのだと思われると良いでしょう。
頭皮がとても弱い方や日焼け後など頭皮が敏感な状態ではかゆみやかぶれが出ることがあります。外用薬なので服用薬に比べ副作用が出る割合はとても低いものとなっていますが頭皮の状態によっては炎症を起こすなどの可能性もあるので極度にかゆみや刺激が強かったりフケが急激に増えた、頭皮に違和感を覚える、などの症状があらわれたら使用を中止して医師に相談して下さい。