コラム

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2021.01.28

早漏とは

仙台ユナイテッドクリニックでは早漏治療薬の処方をしています。プリリジー(ダポキセチン)、リドスプレー(リドカインスプレー)やジェネリック医薬品の処方をしております。

早漏とは

早漏とは、ED(勃起不全)と並び多くの男性が持つ性的な悩みであり、一般的には「性交時等にすぐに射精してしまう事」を指します。
また「射精のタイミングがコントロールできずに意図せずに射精してしまう」「パートナーが満足する前に射精して性交が終了してしまう」ことも指し、一口に早漏と言ってもその射精までの時間には差異があります。
一昔前は三擦り半とも揶揄されていた早漏ですが、英語で「Premature Ejaculation」という事から近年では頭文字をとって「PE」と医療機関等では呼称されています。
また近年では早漏は専門の医療機関で治癒できる様になり、当院にも多くの方がご来院されております。

早漏の定義

2007年10月に国際性医学会議(ISSM)の主導によるエビデンス(客観的事実・根拠)に基づく定義の検討が開始され、2008年5月に米国泌尿器科学会の年次総会で発表されました。
報告結果の際、射精の定義は以下の2つであるとされています。なおこれらは英文の為、一部筆者の意訳です。未だに早漏の定義は定まっておりませんが、一般的に良く使われているものです。

①膣内に挿入した後、1分以内に射精してしまう事が常に、またはほぼ常に発生する
②膣内挿入の際、自己コントロールにより射精を遅延させることが常に、またはほぼ常にできない

つまり1分以内に射精してしまう事、また自分で射精をコントロールできない事が多々ある場合、早漏の医学的定義に当てはまるという事になります。思い当たる方もいるのではないでしょうか?

女性は挿入から射精に至るまで満足するのに15~16分ほどかかります。

また上記の早漏の定義はあくまで男性側からの観点で定義づけされた早漏であり、性的パートナーである主に女性側からすれば1分以上膣内での射精を我慢できても、パートナー側が満足する前に射精してしまう事は早漏と認識される可能性があり、相対的早漏と言います。
小学館が発行する「sabra」紙が国内の女性1000人(平均年齢24.7歳)を対象に行ったアンケートでは希望する膣内射精潜時は
①3分以内希望:3%
②30分以上希望:14%
平均希望潜時間は15.7分という結果となり、男性と女性では早漏に対する認識の差異がある事が分かります。

早漏の原因・種類

早漏は終生(先天的)早漏(lifelong type)と後天的早漏(acquired type)の2パターンに分類できます。
終生早漏は初めての性的行為から早漏状態であり、その後一度も改善したことがないものを指します。
対する後天的早漏は以前はなかった早漏の症状が特定のトリガーにより生じるものを指します。
後天的早漏を引き起こす特定のトリガーとしては長期的な禁欲生活・過度の性的興奮・加齢・疲労・EDによる勃起時の陰茎の硬さの低下による感度の上昇・不安・ストレス・オナニー等での早く射精する習慣付けと多岐にわたります。

また現在では早漏の原因として脳内の沈静を保つセロトニンの不足が多数を占めているとも言われていることから、セロトニンの濃度を高める事が早漏の改善につながるとされ、当院を始めとした一部の専門クリニックではそういった作用の改善薬を処方しています。

ダポキセチンが世界で唯一承認されている早漏治療薬です。

欧米をはじめとした世界各国ではプリリジー(成分名:ダポキセチン)を用いた早漏治療が一般的です。
ダポキセチンとはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類される成分で、脳内の沈静を図るセロトニンという物質の体内への吸収を阻害し濃度を高め、脳の異常な興奮を抑える事で早漏を改善させる作用があります。
SSRIはフルオキセチンやセルトラリンといった抗うつ薬として使用されている物が多く、このダポキセチンも最初は抗うつ薬として開発されていました。
しかしダポキセチンにはSSRIの中でも特異的に射精時間を伸ばす効果が認められ、また半減期が短く重篤な副作用も認められない事から早漏改善薬としての研究が始まりました。
大規模な臨床試験の結果、ダポキセチンには多くの被験者の射精時間を3~4倍に延長させる効果が認められ、世界で最初の経口の早漏改善薬であるプリリジーとして販売が開始されました。

プリリジーは世界各国で承認され流通していますが、日本ではまだ未承認のため、取り扱いのクリニックは仙台ユナイテッドクリニックのような専門的な医療機関のみとなります。

ユリーフ・トラマール等での早漏治療にご注意ください

しかし近年ではプリリジーを処方できないクリニックが早漏改善の名目でオピオイド系がん疼痛治療薬であるトラマール(トラマドール)や前立腺肥大症の治療薬であるユリーフ(シロドシン)を処方しているという報告があります。
これらには確かに副作用としての射精時間の遅延が確認されていますが、同時に身体依存や昏睡といった副作用の報告もあります。逆行性射精という膀胱内に射精してしまう副作用が知られており、これは休薬しても一部の患者では治癒しません。一生、逆行性射精に悩むことになりますので早漏改善を目的とした安易な服用はお控えください。

早漏治療における内服薬はダポキセチンのみとなり、当院では取り扱いがございます。
また陰茎に直接吹きかけ感度を低下させ射精時間を延長させるリドスプレーの取り扱いもございますので、早漏にお悩みの方は是非一度仙台ユナイテッドクリニック仙台院にご来院ください。

また、現在はオンライン診療も行っておりますので
お気軽にご相談下さい。

記事監修

平成16年
秋田大学医学部医学科卒業
平成16年
上尾中央総合病院
平成26年
ユナイテッドクリニック池袋院
平成27年
ユナイテッドクリニック上野院
平成29年
ユナイテッドクリニック大宮院院長就任
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